介護事業をフランチャイズで開業する場合のメリットや一般的な流れを説明していきましょう。
介護事業はその業務の性質上、従業員の募集、採用、営業活動といった様々な業務を行なうために多大な時間と労力が必要となってきます。こうしたことを単独でおこなうのは、並大抵のことではありません。
介護事業のフランチャイズに加盟するメリットは、こうした煩雑な業務から解放されて、日々の業務に打ち込めることです。
注意しなければならないのは、介護事業はフランチャイズであっても許認可制度のもとで行なわれるので、都道府県の許可が必要になってきます。
ここでは介護事業のなかでもデイサービスを例にとって、開業までの流れを順を追って説明していきましょう。
インターネットやFC募集情報をみて、電話やメールを使って資料請求します。この時、質問や疑問があれば事前に問い合わせてみてください。
初期投資金額や収支、事業内容についての説明がなされます。介護事業フランチャイズ説明会やセミナーが開催されていれば参加します。この時、実際に事業者が運営している施設や店舗があれば見学してみてください。現場スタッフの働きぶりや事業の雰囲気が掴めるはずです。
フランチャイザーの介護事業に賛同したら契約します。デイサービスなど介護施設申請には法人が必須条件なので、フランチャイズに加盟するとノウハウの提供が受けられます。
フランチャイザーの指導の元で、介護制度や介護施設申請から開業までの手順など学びます。これと平行して開設する物件選びをして場所を決定します。
複数のスタッフを雇う場合は、面接をして人材を採用します。
必要に応じて事業所の改装工事をします。また必要となる備品や車両などの準備を行ないます。
フランチャイズの場合は、都道府県への申請業務をフランチャイズ会社が代行してくれるところもあります。その場合加盟者は登記簿謄本やスタッフの資格証を用意しておきます。
開業後に行うケアマネージャーへの営業活動、施設の運営、売上の管理、費用の管理、従業員のシフト作成など運営の必須項目について学び、スタッフは実際の施設で勤務体験します。