介護ビジネスをフランチャイズで展開する上で必要になってくる資金やロイヤリティについて、実例を元に解説しています。
介護ビジネスにかかわらず、フランチャイズで事業を始める場合は、加盟金やロイヤリティが必要になってきます。ここでは主な介護系事業のフランチャイズに加入する場合に必要となる資金のうち、加盟金といった初期費用とロイヤリティ相場を調べてみました。
業種 | 初期資金 | ロイヤリティ |
---|---|---|
デイサービス | 加盟金/315万円 設備投資/280万円~355万円 初期資金合計/595万円~670万円 |
5% |
訪問介護 | 加盟金/200万円 保証金/50万円 研修費/50万円 初期資金合計/300万円 |
5% |
訪問看護 | 加盟金/18万円 保証金/0円 初期費用/26万円~ その他/8万円~35万円 初期資金合計/52万円~ |
なし |
訪問マッサージ | 加盟金/100万円 保証金/20万円 初期資金合計/120万円 |
10% |
配食サービス | 加盟金/180万円 保証金/50万円 研修費20万円 備品/30万円 ※厨房機器・店舗設計費・施工費は別途見積もり 初期資金合計/280万円 |
10% |
これらをみると介護ビジネスをフランチャイズで始める場合に用意しなければならない資金は100万円〜1,000万円くらいの幅で大きく異なります。施設や設備機器が必要な介護サービスは、その分イニシャルコストがかかります。
物件の立地や状況・条件等により異なりますが、おおよその平均として介護ビジネスの開業資金は、物件確保・改装・その他の経費で約300万円前後、運転資金で300万円くらいが相場のようです。
介護ビジネスを展開する起業のフランチャイズ募集ページでは、開業費用が明記されていますが、それと同時に売上予測や事業見通しの数字が記載されているところが多いでしょう。
これらの数字を額面そのまま鵜呑みにするようでは、事業を行なっていく上で危険と言わざるをえません。開業地域や条件などによっても、同じ介護事業をしていていても利益などは全く異なってきます。
あくまでご自身の事業計画とマーケット分析をおこなった上でフランチャイズ本部が提示している利益や収益予想と照らし合わせてみることが大切です。